FUTURE BOYZ

INTERVIEW

Steve Aoki x FUTURE BOYZ Special Interview

JAPANESE | ENGLISH

Interview by FUTURE BOYZ
Translated by thisisWAYNE (FUTURE BOYZ), Emi K Lynn
Supported by InterFM ‘Turnt Up Thurzday
Date: Oct. 2014 at Tokyo, JAPAN
iamSHUM: “Turnt Up Thurzday”をお聴きの皆さんこんにちは!これからSteve Aokiにインタビューしていきたいと思います。

Steve Aoki(以下Steve): イェー! ハジメマシテ!(日本語で)

FUTURE BOYZ: 初めまして!

iamSHUM: 日本どうですか?

Steve: イイデス!(日本語で)

thisisWAYNE: 結構来日されてる印象があるんですが、何回目なんですか?

Steve: 今年は3回目だね!

thisisWAYNE: すごく多いですね!

Steve: そうだね、最低でも年に1~2回は来てるかな。
DJをやる前はバンドのメンバーとして、その前は家族と共に日本に来てるよ!

thisisWAYNE: なるほど、日本へ来るのは自然な事なんですね。

iamSHUM: Steveのパフォーマンスを見たのは今回で2度目です。

Steve: お、そうなの?

thisisWAYNE: 今回の「electrox2014 」と…神戸で開催された「MUSIC CIRCUS (2013年5月開催)」だっけ?

iamSHUM: そうそう!2013年の5月だったと思う!

thisisWAYNE: さて、Aokiさん自身が見る「日本のEDMシーン」と「クラブカルチャー」について少し教えてください。

Steve: オーディエンスは世界でも最高レベルだと思うよ、大好きだね。音に対してすごく「フォーカス」しているし「興味」を持っているのが伝わるんだ。海外の他のフェスやクラブだとそうはいかない、ほとんどの人は酔っ払ってたりハイになってたり(笑)

thisisWAYNE: なるほど(笑)

Steve: そうそう、だけど日本は違う。そういう人もほとんど居ないし他のことはせずに、本当に「その場所」で楽しみたいから居るっていうのが伝わるね。

thisisWAYNE: 「空間」と「音楽」を楽しんでいるんですね。

Steve: そうなんだ、俺はそれがパフォーマーとしての1つのゴールだと思っている。そういう観客や空間を目にしたいし、自分たちもその一部になりたいと思っている。もし誰かが「幕張メッセ」か「クラブ」か?って聞かれたら幕張を選ぶよ。 だって音楽を楽しむために来ている人たちに会えるからね。
日本のダンスミュージックやEDMカルチャーはもっともっと世界へ向けて発信するべきだと思っているんだ、SATOSHI TOMIIE や大沢伸一 等10年以上やっているレジェンドも居るし、こういうタイプの音楽は常にグローバルだ。必ずしもLAに居る必要もヨーロッパに居る必要も無い。なんなら仙台や横浜からだって世界へ向けて発信する事が出来る。何でも出来るんだから。

thisisWAYNE: 確かにその通りですね。ここまで深く音楽に携わるきっかけになったのはどういう所からだったんですか?作曲はいつごろから?

Steve: 何かをクリエイトし始めたのは俺が14~15歳の頃かな、ギターをやっててそこから22歳までバンドをやっていたよ。

thisisWAYNE: そうなんですね!相方のiamSHUMもきっかけは一緒なんですよ。

Steve: そうなの?

iamSHUM: 僕も10代の頃にロックバンドを組んでいて、そこからエレクトロやクラブミュージックにハマっていったんです。

Steve: なるほどね、俺はバンドでギターの後にベース、そしてボーカルを22歳頃までやって、23歳の頃にLAでDJをスタート、26歳の時にエレクトロをプロデュースし始めたんだ。

thisisWAYNE: じゃあ長い時間をバンドメンバーの一員として過ごしていたという事ですね。

Steve: そういう事になるね。

iamSHUM: 楽曲制作の時はどんなシーケンサー(制作ソフト)を使っているんですか?

Steve: エイブルトンかな、今はロジックに移ったけど。

iamSHUM: MIDIキーボードとかは?

Steve: なんでも、自分のイメージを落とし込めれば何でもいいんだ。世界中を飛び回っている時はキーボードは持ち歩かないよ。ただイメージして浮かんだものを書き出す感じかな。

thisisWAYNE: すごく創造性というか、直感的な物を感じますね。ニューアルバム「ネオン・フューチャーPart.1」について教えてください。全部で17~18曲あったものをSteve自身で2枚に分けたと聞きましたが、なぜそうしたんですか?意図的な狙いが?
 
Steve: そう、「ネオン・フューチャーPart.1」と来春発売予定の「ネオン・フューチャーPart.2(リリース未定)」がある。俺にとって全ての曲を1枚のアルバムに収める事が得策とは思えなかったんだ、現代人の曲の聞き方だとどうしても1~4曲くらい「消される」事になっちゃうと思ってたから。

thisisWAYNE: 「消される」というのは「スキップ」、つまり曲を飛ばすって事ですか?

Steve: その通り、俺は完璧な8曲を1枚のパッケージにしたかったし、やったつもりだ。
そして同じように次の8曲~10曲をPart.2でリリースする。
次の「ネオン・フューチャーPart.2」もそうなるだろう。だけど常に新曲は書き続けているし、どんどんリリースもしていくつもりだよ。実はこの「ネオン・フューチャー」プロジェクトもスタートしたのは2013年の1月とかなり前からやっているんだ。だから中には2年間ずっと温めていた曲もある。

thisisWAYNE: 1曲に対する思い入れが強く深いのは素晴らしいことだと思います。この「ネオン・フューチャー」では様々なアーティストとコラボレーションをしていますね、キッド・インク、フォール・アウト・ボーイ、ウィル・アイ・アムや一緒にツアーを回ったワカ・フロッカ・フレイム等々…
これはどのようにして決まったんですか?最初から決まっていたとか?

Steve: うーん、そうだね。皆それぞれストーリーがあるけど大体は友達だったっていうシンプルな理由だよ。例えばウィル(アイ・アム)は2008年に俺の1stシングル「イン・ザ・ハウス」から一緒にやっているし、前回のアルバム(「Wonderland (2012))も1曲一緒にやったし、長く一緒にやっているメンバーの1人だ。ワカ・フロッカ・フレイムも一緒にツアーを回って曲も書いた。
キッド・インクとは「ボーンレス(正式タイトル「デリリアス (ボーンレス)」)」が割とポピュラーになっていて注目度も上がっていた時だ、ラジオやメインストリームへ落とし込めるだけのクオリティを持ったボーカリストを探していた時に出会ったんだ。彼のアルミニ・ラジオと協力して製作したよ。
LAの俺のスタジオでレコーディングしたり、キッド・インクの居るNYへ飛んだりしながらまとめていったかな。
 
thisisWAYNE: なるほど、友達と楽曲制作する事はごく自然な事だったんですね。

Steve: その通り。

thisisWAYNE: 新作の「ネオン・フューチャーPart.1」を聴き終えた後、個人的にSteve自身が何か大きな音楽概念を取っ払って、それらをミックスして新しい何か「常識を超えた」物を作ろうとしている様に感じたのですが、いかがですか?

Steve: この「ネオン・フューチャー」プロジェクトは学究的で虹彩で色々な可能性を秘めた物を含んでいるんだ、そこで俺は自分が未来的な「興奮」を感じた本や学術、哲学や研究者に対してインタビューする事にしたんだ。 まずはオーブリー・デグレイとレイ・カーツワイルに話を聞くことが出来た、彼らはそれぞれの分野で多大な賞賛を受けている著者であり研究者だ。
レイ(オーブリー・デグレイ)は元々グーグル社で働いていた経験もあるらしい、彼の著書「ポスト・ヒューマン」では「技術的特異点」について語られている、例えば「生命エネルギー」の移植により「不老不死」になったりとかね。 大体のSF物って「それはありえないよ!」って物ばっかりだろ?でもこれは違うんだ、本当に「現実に起こりうる可能性」を秘めていてしかもそれが遠い未来じゃない、もしかする俺達が死ぬ前に起こるかもしれない事を書いているんだ。 オーブリー・デグレイの「老化を止める七つの科学」という本も興味深い、ここでは老化によるダメージをそもそも取り除く「工学的アプローチ」を提唱しているんだ。
例えば古い家の修理や、壊れた車の修理の様に、自分達の身体の細胞レベルから治せたり、交換できたりするとしたらスゴいだろ?200~300年とか生きれちゃうんだぜ。

thisisWAYNE: すごく未来的で科学的ですね。

Steve: ああ、だからそういった物を自分の作品の中に落とし込みたかったんだ、俺の音楽が好きで聴いてくれている人達へ「こんなスゴい面白い事もあるんだぜ」って。

thisisWAYNE: そういう意味ではチャレンジでしたか?

Steve: チャレンジというよりも目からウロコだよ!今自分のYouTubeチャンネルで「ネオン・フューチャー・セッション」という真面目なインタビュー番組をやってて、上記の2人のインタビューもそこに載っているからチェックするといいよ。
彼ら哲学者や研究者って本を書いては出版して、また書いては出版してるだろ?でもそれを読むのはほんの一握りの人達だけなんだ。 だから俺はその情報をもっと若い世代の人達、オーディエンスに届けたいんだよ、「みろよ、こんな最高でクールな事やってるんだぜ!」って、彼らが実際にそれを理解した時に驚愕するようにね。
ほとんどの人は「SF的」だから信用しないかもしれない、ただ考えて欲しいんだ、100年前は「臓器移植」なんて考えられなかった、「ありえないよ」って言われてた。
200年前の人に「人類の平均寿命は70歳くらいだよ」と言っても信用されない、だって200年前の平均寿命は45歳だったんだから。
でもそういうことなんだよ、俺は今、未来技術(科学的にも)がすごく興味深い時期にさしかかってると思う。

thisisWAYNE: なるほど、興味深いですね。「ありえない事はありえない」。僕もその本を読んでみる必要がありそうです。
最後に今後のスケジュールとアジア展開について教えて下さい!

Steve: 「ネオン・フューチャーPart.1」をリリースした後に日本でプレイ出来たのはすごく楽しかったよ、リリースしたばかりの曲をオーディエンスが一緒に歌ってくれる、それはものすごく嬉しい事だ。幕張メッセが俺のお気に入りな会場なのもそれが理由の1つだったりするんだ。英語の歌詞の曲をみんなが歌ってくれて、ほんと感激だよ。これからインドネシア、シンガポール、オーストラリアと回ってまた日本に戻ってくる予定なんだ。なんで、しばらくはアジアでプレイすることになるね。

thisisWAYNE: じゃあまた日本でプレイが見られるんですね?

Steve: ああ、もちろん!日本はオーディエンスだけじゃなくてご飯も文化もテクノロジーも素晴らしい、ファッションも大好きだしデザイナーに知り合いも居るんだ!
東京を「スキップ」するなんて考えられないよ。

thisisWAYNE: それが聞けて嬉しいです、またお会い出来るのを楽しみにしています。

Steve: こちらこそ!

thisisWAYNE: 今日はありがとうございました、日本滞在を楽しんで!

Steve: ありがとう!
 
<Steve Aoki>
マイアミ生まれ。カリフォルニア育ち。ハリウッド在住。Facebookアカウント“いいね”520万人以上、Twitterフォロワー190万人以上、Instagramフォロワー100万人以上、YouTubeトータル視聴回数5,300万人以上、一年間365日中300日がツアーと今最も旬な世界No.1パーティー・モンスター、スティーヴ・アオキ。元オリンピック日本代表レスリング選手、ロッキー青木を父に持ち、モデル/ハリウッド女優でもあるデヴォン青木を妹にもつ名家に生まれる。音楽プロデューサー、DJ、レーベルオーナー、ファッションブランドのマスターマインドなど多岐にわたり活躍。世にアオキ・スタイルなるDJスタイルを確立し、ハードコアパンクから、最新のエレクトロサウンドを自在にMIXし、マイクを振り回しながら“Cake Me”とかかげたファンにむけて特大ケーキを投げるという独自のDJスタイルを確立、中毒性の高い彼のショウは毎回入場制限になるほどの絶大な人気を誇る。前作『ワンダーランド』はグラミー賞にノミネートされており、セカンド・アルバム『ネオン・フューチャーPart.1』には豪華アーティストが多数参加予定でEDM/ダンス・シーンの最重要アイテムになることは間違いない。

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<FUTURE BOYZ>
iamSHUM(シュン・沖縄出身), thisisWAYNE(ウェイン・アメリカ出身)の2人による新世代EDMシンガーデュオ。L.A.、ドイツ、シンガポール、東京を拠点とする国内外のトップ・クリエイターとコラボレーションし、ワールドデビュー!メロウ系からPartyなRAP曲まで、全曲英語詞のEDMをベースにしたテン年代の世界水準ニュー・エレクトロ・サウンドで世界を魅了。ヴィジュアル、ファッションも半歩先を行く“FUTURE”感満載のカルチャーを世界に発信。
デビュー前から台湾、LAなど海外や、神戸での大型フェスやa-nation代々木でのパフォーマンス (http://www.barks.jp/news/?id=1000106736)、WOMBでの隔月で自主イベントを行い (http://www.barks.jp/news/?id=1000109873)、2014年9月apple store omotesadoにてインストアパフォーマンス (http://www.barks.jp/news/?id=1000107465)。2014年9月24日ミニアルバム「TOKYO STYLE (http://futureboyz.com/discography/)」CD発売。10月からInterFMにてレギュラー番組スタート (http://www.interfm.co.jp/program/?id=271)。9月~12月にアジアツアーを敢行、日本国内、台湾「LUXY」、Mixmag Clubチャート9位の韓国名門CLUB「OCTAGON」では日本人アーティスト初のライブパフォーマンスを行う (http://koreaunderground.com/wp/?p=42111)。2015年も続々とパフォーマンス予定。

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